日本ゴルフ協会は、アマチュアの河本力(20=日体大)の第3ラウンド(R)のプレーについて、2罰打を追加して修正したと発表した。河本は第3日の17日時点では通算4アンダーで2位だったが、修正され、同2アンダーで3位から最終日をスタートすることになった。

河本のスコアが修正されたのは、第3Rの13番パー4。グリーン上でパットの際、マークした正しい位置にボールがリプレースされていなかったことが、チーフルールズディレクターによるテレビ画像の再検証により分かった。この日朝、同チーフレフェリー立ち合いのもと、河本もその画像を確認した。13番はダブルボギーだったが「誤所からのプレー」による2罰打を加えて8打、ダブルパーを要したことになった。

チーフレフェリー立ち合いによる確認の際に、河本は、この行為が規則違反となり罰を受けるという認識があったかを確認されたが、その認識はなく「この時点で罰を受けていたことは知らなかった」と回答した。第3Rのスコアカード提出後に発覚したが、選手に規則違反の認識がなかったため、2罰打の措置となった。認識があった場合は、過少申告で失格となっていた。

河本は、1927年(昭2)の第1回大会を制した赤星六郎以来、93年ぶり2人目のアマチュア優勝が期待されており、首位で通算5アンダーの谷原秀人を、3打差で追う展開からのスタートとなる。