新リーダー、呼吸ピッタリ! 阪神・近本光司外野手(26)、大山悠輔内野手(26)、ドラフト5位・村上頌樹投手(22)=東洋大=が28日、兵庫県内で合同自主トレを行った。オンライン取材では、新選手会長の近本が出塁し、新主将の大山がかえす光景をともにイメージ。94年生まれのコンビによる“必勝の型”でリーグVに全集中する!
信じるんだ、地獄のような鍛錬に耐えた日々を! “虎の柱”として力を合わせ、勝利を目指す。新選手会長・近本と新主将・大山が合体した。相当な決意がにじむ。すでに呼吸はピッタリだった。
「(大山とは)比較的、一緒に(練習を)やる時間が多いので、一緒に頑張っていこうという感じです。自分でどれだけ走っても、そんなに(得点は)取れるものでもないので(大山)悠輔にかえしてもらうしかない。期待しかないです」
近本が塁に出て、かき回し、大山がかえす。猛虎の“必勝の型”を定着させる。来季、100得点を目標に掲げる近本にとって、後を打つ打者の活躍は不可欠。すでに矢野監督からは来季の1番起用を明かされており、中軸を担う打者との“呼吸”がカギになることは間違いない。
来季も4番として期待されている大山も近本の言葉に呼応した。「それが得点の仕方なので。チームのためになるのが打点だと思っているので、その数にはこだわりたい。勝利打点を取れるだけ取りたいと思っている」と心を燃やした。
藤浪や木浪、北條らと同じ1994年生まれの2人は来季からチームをまとめる役を任された。担当するトレーナーが同じだったことで初めて実現した合同自主トレ。ともに汗を流し、意見交換しながら技術と結束を固めていくことはチームにとってもプラスになる。
近本は「(大山は)体の使い方も分かっているんだなというのは思った。バッティングも体重移動とかはすごいなと思うので、そういうところを聞きたい」と興味を示せば、大山も「野球の練習だけじゃなくて、普段のしぐさからも何かヒントがある。何気ないしぐさであったり、そういうところを見ていきたい」と目をぎらつかせる。お互いを見つめ合い、吸収していくことで己を高めることが狙いの一つだ。
16年ぶりのリーグ優勝に向け、球団は3番候補として今季韓国2冠王のロハス(前韓国KT)を獲得するなど着実に補強に成功した。クリーンアップ候補は多く、競争が激化するが、3年目を迎える矢野虎の一丁目一番地は「近本-大山」だ。
梅野から選手会長のバトンを受け取った近本は「チームの優勝を目指してやっていくことを重点に置いてやっていきたい」と力を込め、4番筆頭の大山も「一丸となってやっていく」と約束する。だから年の瀬から、歩調を合わせている。
2021年の虎を背負って立つ2人の旗手が阿吽(あうん)の呼吸で得点を生み出す。虎の刃が研ぎ澄まされた先に、栄冠がある。(織原祥平)
★D5位・村上、アドバイスに感謝
D5位・村上頌樹投手(東洋大)も合同自主トレに参加。大山、近本とは初対面で「気軽に声をかけてくださった」と感謝した。「近本さんは、自分の体のことをよく知っているな、と。大山さんからは『阪神はすごい(注目される)球団だけど、雰囲気にのまれないように』と教えてもらいました」。練習前には実家のある南あわじ市役所を訪れ、守本憲弘市長にあいさつした。
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