ポスティングシステムの交渉期限が7日(日本時間8日)に迫っている巨人の菅野智之投手(31)について、米スポーツサイト「ジ・アスレチック」は6日(同7日)、同投手が巨人に残留する可能性があるとする一方で、推測として18年オフに同制度を使って西武からマリナーズへ移籍した菊池雄星投手(28)が保証された4年5600万ドル(約57億7000万円)の条件を求めていると伝えた。
同記事を執筆した敏腕のケン・ローゼンタール記者は「スガノはメジャー球団に入団するとの見方が強まる中、月曜日(4日)に米国入りした。しかし、彼は日本のサイ・ヤング賞にあたる沢村賞を2度受賞している投手に値する条件を手にすることにこだわっているようだ」と、強気の姿勢で交渉に臨んでいることを示唆。具体例としてマリナーズの菊池が球団から保証されている4年5600万ドル(約57億7000万円)の条件を挙げ、「スガノはおそらく同等か、それ以上の条件を求めていると思われる」と推測した上で、カナダ・トロントが本拠地で、昨オフに同制度で巨人の山口俊投手(33)を獲得したブルージェイズが「積極的に動いているとみられるが、彼(菅野)が望んでいる数字には届いていないようだ」と交渉が難航している可能性を伝えた。
同記者は3日(同4日)のツイートで巨人が菅野に4年契約を提示し、条件には選手が1年ごとに契約の見直しができるオプトアウトの権利が含まれているとレポート。この日の記事では「大リーグの経済は来オフにはよくなるだろう」とし、「スガノは32歳になるが、パドレスのユウ・ダルビッシュは34歳、ツインズのケンタ・マエダとFAのマサヒロ・タナカは32歳で、メジャーの日本人投手たちは上手に年を重ねているよう見える」と年齢によるパフォーマンス低下を否定した。
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