箱根駅伝は2日、1区がスタートした。
精鋭がそろい高速レースが予想されたが、互いにけん制しあって立ち上がりはゆっくりとしたペース。最初の1キロは3分33秒もかかった。テレビ解説の瀬古利彦さんは「史上最も遅いんじゃないですか」と驚きを隠さなかった。
1キロ手前で東海大の塩沢稀夕(4年)が先頭に立ち、ペースを上げた。
5キロ、15分6秒で通過。ゆっくりとしたペースは変わっていない。東海大・塩沢に加え、青学大のエース吉田圭太(4年)、早大の井川龍人(2年)らが集団を引っ張っている。
10キロを通過。30分40秒ほどもかかった。1人も集団から離れることなく21人が一団となって超スローペースの展開。東海大の塩沢が集団の真ん中に位置を移し、横に広い隊形になっている。
11キロ過ぎ、前回大会で1区2位の国学院大・藤木宏太(3年)が先頭に立ちややペースを上げた。それでも全員が集団となっていて、21人が36分40秒ほどで12キロを通過した。
15キロを通過。国学院大・藤木が集団を引っ張っている。早大・井川、帝京大の小野寺悠(4年)が好位置につける。
山梨学院大の新本駿(1年)、国士館大の山本龍神(1年)、専大の高瀬桂(2年)が集団から遅れ始めた。
19キロ付近、青学大の吉田、東海大の塩沢、法大の鎌田航生(3年)、早大の井川らが先頭を争う。駒大・白鳥は遅れた。
残り1キロを切って、法大のエース格、鎌田がスパート。東海大の塩沢が懸命に追った。
鎌田がそのまま先頭でタスキをつないだ。2位に6秒差で東海大の塩沢。創価大、神奈川大、早大が続いた。青学大は18秒差の6位で中継所に駆け込んだ。スーパールーキー、順大の三浦龍司は、31秒差の10位、全日本の覇者駒大は、47秒差の15位だった。
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