2006年に巨人を退団して以来、15年ぶりに指導者として電撃復帰した桑田真澄投手チーフコーチ補佐(52)を大阪・PL学園高の2学年後輩、野村弘樹氏(51)=本紙専属評論家=が直撃した。理想のコーチ像を「選手の伴走者」と表現する桑田コーチだが、現投手陣には意外にも(?)辛口の評価。米大リーグ挑戦を断念した菅野智之投手(31)への思いや、キャンプの方針なども語った。(取材構成・松尾雅博)
引退後も交流が続く先輩と後輩の対談は、和やかな雰囲気で始まった。しかし、桑田コーチの厳しい投手評に野村氏は驚かされることになった。
野村氏(以下、野村) 「桑田さんは高校時代から優しい。優しい人の多くは、自分に厳しい。対選手となったとき、どんな指導者になるのか気になりますよ」
桑田コーチ(以下、桑田) 「理想は伴走者だね。ともに考え、苦しみ、悲しみ、結果を出して喜ぶ伴走者でいたい。エースを目指す人、先発をやりたい人、セットアッパーから抑えになりたい人では目標が違うでしょ。(どうすればいいかの)答えは本人が持っているので、気付くように誘導してあげたい」
野村 「気になる、おもしろいと思う投手は」
桑田 「正直な話、ちょっとがっかりしたね」
野村 「えっ?!」
桑田 「体格はみんないいよね。1軍から3軍まで全員、ピッチングの映像を見たけど、なぜこんな投げ方になっているのか、何を考えているのか聞いてみたい。スピードガンの弊害かなあ。みんな、勘違いをしている。ストライクが入らないと、打者を抑えることはできないじゃない?」
野村 「そうですね」
桑田 「目的は150キロを投げることじゃなくて、打者を抑えることなのに。これで学生や社会人で野球をやっていたんだと思うと、もったいないというか…」
野村 「球種ばかり増やして、いろんな球をほうって逃げているように見えるんですよ」
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