◇米国男子◇ウェイストマネジメント フェニックスオープン 3日目(6日)◇TPCスコッツデール (アリゾナ州)◇7261yd(パー71)
最終9番、小平智の1Wショットは335ydを計測した。同組は“曲げて攻める”が代名詞の個性派レフティ、バッバ・ワトソン。「向こうは30ydくらいスライスさせてましたけど、一度回ったときは、あれだけスライスを打っていても(飛距離で)勝てていなかった。キャディとも『サトシ、できるようになったね』って話してたんですよ」と笑った。
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確かな変化を感じられるアウトドライブに、少しだけ口元が緩む。3サムのもう一人、イム・ソンジェ(韓国)とは昨年大会で練習ラウンドを一緒に回り「20ydくらい置いていかれた」記憶もあるだけに、実感が増すというもの。
今週からバッグに入れたタイトリスト TSi3 ドライバーの貢献も大きな手応えだ。「景色も変わるし、番手も全然違う」。バンカーを越えたグリーン手前から5ydというシビアなピン位置に対して狭いエリアへ落とし、「8番とか7番(アイアン)を持っていたら、あそこには打てない。マネジメントも変わってくる」と56度のウェッジで放った一打に胸を張った。
だからこそ5バーディ、2ボギーの「68」にも欲が出てくる。「ちゃんとそれを生かして、もっとビッグスコアを出したい」。飛距離の進化をスコアメークにどれだけ直結させられるか。通算6アンダー36位から出る最終日へ、前のめりで挑む。
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