ユヴェントスを下したポルト [写真]=Getty Images
チャンピオンズリーグ・決勝トーナメント1回戦セカンドレグが9日に行われ、ユヴェントスとポルトが対戦した。
試合は17分、ポルトが右サイドで起点を作ると、ムサ・マレガのクロスに対してメリフ・デミラルがメフディ・タレミを倒してしまい、PKの判定に。ポルトはセルジオ・オリヴェイラがきっちりと決め、19分に貴重なアウェイゴールを奪う。
最低でも2点が必要となるユヴェントスは、後半立ち上がりの49分、ステファン・ボヌッチがクリスティアーノ・ロナウドに浮き球のパスを送ると、起点となったC・ロナウドの落としをフェデリコ・キエーザが右足で決め、1点を返すことに成功する。
すると続く53分、ゲームの流れを大きく左右するアクシデントが発生。ファールの笛が鳴った後にポルトのタレミがボールを大きく蹴り出すと、この行為に対しこの日2枚目のイエローカードが提示され、タレミは退場処分となった。ポルトはここから1人少ない中での戦いを強いられることとなる。
そして63分、フアン・クアドラードが右サイドからアーリーぎみのクロスをあげると、ピンポイントで届いたボールにキエーザが頭で合わせ、ポルトのゴールを破る。ユヴェントスがこのゴールでついにスコアをタイに戻した。
1人少ないポルトを相手に3点目を狙うユヴェントス。しかしポルトの堅守に苦しみ、スコア変わらず終盤に差し掛かると、90+1分にはアルトゥールのパスに抜け出したアルバロ・モラタが一対一を制してゴールを揺らすも、これはVARによりオフサイドの判定に。90+3分には、カットインしたクアドラードが左足で狙うも、これはクロスバーに弾かれた。
試合は2-1で延長に突入すると、ゲームは両チームのヒートアップと体力の消耗に伴い、ファールが連発する荒れ気味の展開に。両者決め手を欠いたまま延長後半を迎えると、115分、ポルトはS・オリヴェイラが自ら獲得したFKを右足で狙うと、壁の下を抜けた地を這うようなボールがゴールへと吸い込まれた。延長戦で貴重なアウェイゴールを奪う。
2点が必要になったホームのユヴェントスは、直後の117分、CKにアドリアン・ラビオが打点の高いヘディングで合わせる。ドンピシャリのボールから放ったシュートがゴールに突き刺さり、すぐさま1点を返した。
しかし試合はこのまま終了。アウェイゴールで勝ったポルトが勝利し、準々決勝への進出を決めた。
【スコア】
ユヴェントス 2-1(延長:1-1, 2試合合計:4-4) ポルト
【得点者】
0-1 19分 セルジオ・オリヴェイラ(ポルト)
1-1 49分 フェデリコ・キエーザ(ユヴェントス)
2-1 63分 フェデリコ・キエーザ(ユヴェントス)
2-2 115分 セルジオ・オリヴェイラ(ポルト)
3-2 117分 アドリアン・ラビオ(ユヴェントス)
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