早田ひな Photo:World Table Tennis
「WTTカップファイナルズ シンガポール」<12月4~7日>大会3日目の6日、女子シングルス準決勝で早田ひな(日本生命/世界ランク17位)が孫穎莎(中国/同2位)にゲームカウント1-4で敗れてベスト4に終わった。
2021年の主要大会である東京五輪、世界卓球でともに銀メダルを獲得した孫穎莎。中国の若手最強格に、同じ21歳の早田がどこまで迫れるか。試金石の一戦だった。
孫穎莎 Photo:World Table Tennis
1ゲーム目、早田は互角以上の戦いを見せる。サーブを安全にツッツキでレシーブしてからラリーに持ち込み、早田が終始両ハンドで押して11-6で先制する。
第2ゲーム、孫はラリーの早い段階でどんどん仕掛けてくる。3-7とされてから早田はラリー力としゃがみ込みサーブで追い上げるが、9-11で惜しくも落とす。
早田ひな Photo:World Table Tennis
第3ゲームも4-4まで競り合うが、孫にバック側を狙われて返球に苦しみ6-11で失う。4ゲーム目も孫の回転のわかりづらいサーブに苦しみつつ肉薄するも、最後はまたバック攻めで9-11と奪われる。
あとがない第5ゲーム。早田は開き直ったように振り切るフォアドライブで5-4とリードするも、終始厳しいコースを狙う孫に及ばず、8-11で敗れた。
早田ひなが飛躍した2021年。彼女の国際大会は、同じ2000年生まれで最強の選手・孫との戦いで幕を閉じた。
【WTTカップファイナルズ】
<女子シングルス準決勝>
早田ひな 1-4 孫穎莎(中国)
11-6/9-11/6-11/9-11/8-11
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