[東京 9日 ロイター] - 東京五輪・パラリンピック組織委員会は9日、東京都と神奈川、埼玉、千葉の3県の競技会場を無観客にすることを決めたことを受け、チケットを販売している大会の750セッションのうち、95%を超える716セッションが無観客となることを明らかにした。
鈴木秀紀マーケティング局次長が記者会見で、チケットの扱いについて説明した。
福島、宮城、静岡の3県では観客を定員の50%以内で最大1万人とすることが決まった。茨城は学校連携観戦プログラムのみ受け入れる。有観客となるのは、北海道、宮城、福島、茨城、静岡で行われる34セッションとなる。
この結果、観客人数制限に伴う購入済みチケットの再抽選の対象となるのは、福島、北海道、宮城で開催される7セッションで、10日未明に再抽選の結果が発表される。
無観客となった会場のチケットについては全て払い戻しされる。有観客となった会場でも払い戻しを希望する場合は応じるという。
払い戻し対象となるチケットの枚数や金額、それに伴う損失等については、集計中として明らかにしなかった。
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