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【MLB】同僚が語った大谷翔平の夢舞台「かなり疲れていると思う…」 - スポーツニッポン新聞社

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オールスター戦   ア・リーグ5―2ナ・リーグ ( 2021年7月13日    デンバー )

オールスター戦に初出場したエンゼルス・大谷翔平(AP)
Photo By AP

 コロラド州デンバーのクアーズ・フィールドで13日(日本時間14日)、大リーグのオールスターゲームが行われ、初出場のエンゼルス・大谷翔平(27)が史上初の投打二刀流で出場。1回を無失点に抑えて勝利投手になるなど、前日の本塁打競争に続いて存在感を示した。

 大谷の夢舞台での活躍。裏側を披露したのはエ軍の同僚、ジャレド・ウォルシュ内野手(27)だった。球宴での勝利投手について「それはクールなことだね」と喜びを口にしたが、チームメートとしては心配な部分もあった。「正直なところ彼が今、どれほど多くの方向に引っ張られているのかをベンチで感じた」。米メディアも名前をもじり「ショーケース(品評会)」とした今回の球宴。希有な二刀流に集まる注目を、誰よりもそばで感じていた。「彼が素晴らしい時間を過ごしたことはわかっているが、彼はメディアや関係者のことなど多くのことを肩に背負っている。大変なことだ」。前日は、本塁打競争で奮闘する姿も間近に見た。「ダービーの後、彼は四つん這いになって息を切らしていたから、それだけでもかなり疲れていると思うよ」。その中で二刀流出場をこなした大谷の凄みを、改めて感じたという。

 自身も18年にマイナーで野手として130試合に出場。投手でも8試合に登板し、防御率1・59の成績を残した。だからこそ大谷のすごみを理解する。今回、投打同時出場の特別ルールが適用されたことについても「確かに彼のやっていることは普通ではない。今から何年か後に振り返れば、何が起こっているのか理解できると思う」と冷静に分析した。

 いまや全米のヒーローになりつつある大谷だが、素顔を知るウォルシュには特別ではない。「私には仲のいいチームメイトであり、毎晩ホームランを打ってくれる友人だよ」と笑ってみせた。

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