3位決定戦でメキシコに1-3完敗、無得点の久保はピッチで人目をはばからずに号泣
U-24日本代表は6日、東京五輪サッカー男子の3位決定戦でメキシコと埼玉スタジアムで対戦。1968年大会以来の銅メダルを目指した日本だが、メキシコに1-3と敗れ大会を4位で終えた。2012年ロンドン五輪に続き、3位決定戦で敗れてメダルを逃す結果となったなか、日本の攻撃を牽引したMF久保建英は試合直後、ピッチにうずくまり号泣。その光景に海外からは「私を感動させる」「悲痛な叫び」などの声が上がっている。
53年ぶりの銅メダルを目指した日本だったが、序盤から苦しい展開となる。前半11分、MF遠藤航が自陣ペナルティーエリア内で相手を倒してPKの判定。これをMFセバスティアン・コルドバに決められると、同22分にはFKからDFホアン・バスケスにヘディングシュートを叩き込まれて前半を0-2で折り返した。
反撃に出たい後半だったが、同13分にまたもセットプレーからFWアレクシス・ベガにヘディングシュートを叩き込まれ、痛恨の3失点目。その後、同33分に途中出場のMF三笘薫がシュートフェイントから鮮やかな突破を見せ、左足で決めて1点を返したが、そのまま1-3で終了した。
試合終了を告げるホイッスルが鳴り響くと、すべてを出しきった日本の選手は次々とピッチに倒れた。久保もその場にうずくまると、メキシコの選手やMF相馬勇紀、GK大迫敬介らチームメートが健闘を称えにくるなかで、人目をはばからずに号泣。グループリーグでは3試合連続ゴールを決めて日本を1位通過に導いた一方、決勝トーナメントでは無得点に終わり、その悔しさが表れたようなシーンとなった。
この光景に海外も反応。スポーツコメンテーターのパコ・ゴンザレス氏は、自身の公式ツイッターに「クボの涙が私を感動させる」と投稿。衛星放送「FOXスポーツ」メキシコ版公式ツイッターも、「ホームで国にメダルを与えられなかった選手の悲しみ…タケフサ・クボの悲痛な叫び」と画像とともに綴り、久保の無念の思いを伝えていた。
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